RE100

[ アールイーワンハンドレッド ]

解説

「RE100」とは、事業運営を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標としている世界の企業の連合である。「Renewable Energy(再生可能エネルギー)100%」の頭文字から名付けられた国際的イニシアチブで、2018年3月14日現在世界のトップ企業128社が加盟している。国際環境NGOのThe Climate Groupによって2014年に開始された。加盟企業は自社の事業を再生可能エネルギー100%で運営していくことを宣言するだけでなく、具体的な目標年を掲げ、目標達成へ向けた活動を毎年報告書として事務局へ提出する。

再生可能エネルギーとしては、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスを対象とし、原子力発電は除かれる。調達方法は売電事業者から購入するほか、自社で行う太陽光発電等がある。再生可能エネルギーの拡大を通じ、企業はエネルギーコスト管理のありかたを改善すると同時に、排出削減目標の達成にも資する。この意味で、賢明なビジネス選択につながりうる。RE100には、米国のグーグル、アップル、ナイキ、ゴールドマンサックス、ドイツのBMWなどの有力企業が加盟している。日本企業ではリコーに続き、積水ハウス、アスクル、大和ハウス工業が「RE100」への加盟を表明し、再エネ調達100%を目指している。(2018年3月作成)

詳細解説

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