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解説

自然を基盤とする解決策、自然に根ざした解決策などとも訳される。

国際自然保護連合(IUCN)が2009年に提唱し、2016年に「社会課題に効果的かつ順応的に対処し、人間の幸福および生物多様性による恩恵を同時にもたらす、自然の、あるいは人為的に改変された生態系の保護、持続可能な管理、回復のための行動」と定義された。

グリーンインフラ、生態系を活用した気候変動適応(EbA)、生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)などを包括する概念であり、解決しようとする社会課題は、気候変動、自然災害、社会と経済の発展、人間の健康、食糧安全保障、水の安全保障、環境劣化と生物多様性損失の多岐にわたる。

社会課題の解決を主目的としつつ、自然環境の保全とその力の活用が前提とされていることから、気候変動対策、生物多様性保全の両面から国際的に注目されるキーワードとなっている。(2022年7月作成)

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