2℃目標

[ ニドモクヒョウ ]

解説

人類の経済活動から排出される温室効果ガスによって引き起こされる地球全体の平均気温の上昇を、産業革命前(すなわち人為的な温暖化が起きる前)と比べて2℃未満に抑えるという目標のこと。それ以上の気温上昇になると、極めて深刻な問題が生じると予測されているからである。

気候変動枠組条約第16回締約国会議(2010年)の決定文書(カンクン合意の一部)では、「産業化前からの地球平均気温上昇を2℃ないし1.5℃以下に抑制し、それを可能にする2013年以降の国際枠組みを構築し、機能させることを目指す」と記述されており、2℃目標は国際社会が合意したものとなっている。(2015年5月作成)

詳細解説

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