[ ジュウキンゾク ]
アルミなどの軽金属に対し、金、白金、銀、水銀、クロム、カドミウム、鉛、鉄など、比重が4-5以上の金属を重金属という。
重金属は毒性が強いものが多く、それらは微量であっても繰り返し摂取した場合、体内で蓄積され、人体に有害である。公害病として知られている水俣病は有機水銀中毒、また、イタイイタイ病はカドミウム中毒が原因である。
日本では、昭和40年代から重金属や有害化学物質については、環境基準の健康項目の対象として水質測定及び排水規制が実施されてきた。