評価書
[ ヒョウカショ ]
準備書(評価書案)の公告、縦覧後、住民等の意見を取り入れ、最終的に環境アセスメントの結果を記した文書。環境影響評価書ともいう。
環境影響評価法では、事業者は、準備書に対する都道府県知事等や一般の方々からの意見の内容を検討し、必要に応じて準備書の内容を見直した上で、評価書を作成する。作成された評価書は事業の許認可を行う者等と環境大臣に送付され、事業の許認可を行う者等は環境大臣の意見を踏まえて意見を述べる。事業者はこの意見の内容を検討し、必要に応じて見直しを行い最終的に評価書を確定するとされている。評価書の確定は公告され、地方公共団体の庁舎やウェブサイトに1ヶ月間縦覧される。評価書の確定の公告がなされるまでは事業の実施が制限されている。
このような評価書は、アセスメントの手続きの最終段階で作成されるものであり、評価書の内容に従って許認可がなされ、また、実施段階での環境保全措置がとられるので、特に慎重を期すべきものである。(2014年9月改定)