臭化メチル
[ シュウカメチル ]
土壌消毒・検疫用薬剤剤として、国際的に使用されている「臭化メチル」はオゾン層破壊物質に指定され、段階的に削減が進められている。2005年には先進国の土壌消毒分野の使用が禁止されることが決定されている(不可欠用途を除く)。農産物の安定的生産には土壌消毒は必須であり、臭化メチルの代替剤・代替技術が必要である。臭化メチルは、検疫くん蒸や土壌くん蒸などに使用されており、1997年9月に開催されたモントリオール議定書第9回締約国会合において規制強化が検討され、1999年以降段階的に削減して、2005年に全廃することが定められた。また、環境省及び経済産業省は、臭化メチルの大気中への放出を抑制するための排出抑制・使用合理化指針を策定している。