自然共生社会

[ シゼンキョウセイシャカイ ]

解説

新・生物多様性国家戦略(2001年地球環境保全関係閣僚会議決定)では、生物種の絶滅回避など3つの目標を設定した目的として「生物多様性のもたらす恵みを将来にわたって継承し、自然と人間との調和ある共存の確保された「自然と共生する社会」を構築する」ことがあげられた。また、2007年に閣議決定された21世紀環境立国戦略では、「自然共生社会」の実現は持続可能な社会を目指すために低炭素社会、循環型社会の実現とともに必要な3本柱であるとされた。

自然との共生は欧米では理解されにくい概念であったが、生物多様性条約COP10(2010年名古屋開催)で採択された生物多様性の世界目標(愛知目標)の中で50年後にめざすべき世界像を自然と共生する社会とすることが日本の提案により合意されている。(2017年2月作成)

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