繊維強化プラスチック

[ センイキョウカプラスチック ]

解説

耐久性を持たせたプラスチックの複合材のことで、ガラス繊維・炭素繊維などを特定の型に積層させ、プラスチックで塗り固めて硬化させるという製造方法をとる。

最も一般的ものは、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維を組み合わせたもので、ヘルメット、スキー、ラケット、浴槽、建材、産業用電子機器材料、小型船舶、自動車、航空機、人工衛星などに使われている。

一体的に成形され、難燃性・耐食性に優れ、軽くて強いなどの利点を持つが、高価なうえに解体処理が困難でリサイクルに向かない。このため、2005年に廃棄物処理法に基づく広域的処理の対象となる一般廃棄物として廃FRP船が追加され、リサイクルシステムが構築されているほか、処理やリサイクルしやすい繊維を使用することなども検討されている。(2014年5月改訂)

詳細解説

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