総合的病害虫管理
[ ソウゴウテキビョウガイチュウカンリ ]
IPMは、農業分野では「総合的病害虫管理」、衛生分野では「総合的有害生物管理」と訳される。2005年度に農林水産省が策定した「総合的病害虫・雑草管理実践指針」では、IPMを「利用可能なすべての防除技術を経済性を考慮しつつ慎重に検討し、病害虫・雑草の発生増加を抑えるための適切な手段を総合的に講じるものであり、これを通じ、人の健康に対するリスクと環境への負荷を軽減、あるいは最小の水準にとどめるもの」と定義されている。(2021年6月作成)