絶滅種
[ ゼツメツシュ ]
一般的には、世界的に、もしくはある特定の地域において、過去に存在しながら現在では何らかの理由で生息・生育しなくなった種を指す。
日本版レッドデータブックのカテゴリー(環境省、1997)では、絶滅種は絶滅(extinct:E、狭義の絶滅を指す)と野生絶滅(extinct in wild:EW)に区分される。
絶滅(狭義の絶滅)とは過去には日本国内に生息していたことが確認されており、飼育・栽培下を含めてすでに絶滅したと考えられる種を指す。ニホンオオカミ、ニホンカワウソ、オキナワオオコウモリ等がこれにあたる。野生絶滅とは、野生では絶滅したが飼育・栽培下で存続している種(トキ、クニマスなど)を指す。(2014年2月改訂)