皮膚がん

[ ヒフガン ]

解説

オゾン層破壊により地上に降り注ぐ有害紫外線の増加に伴って発生するおそれのあるガンの一種。

UV-Bは皮膚細胞の遺伝子組織をも損傷しガンの原因になるといわれている。色白の皮膚の人たちが一生涯UV-Bへ暴露すると非メラノマ系の皮膚がんの発症リスクが高まる。研究者たちは成層圏オゾンの1%の破壊によって有害紫外線の照射量が2%増え、これにより皮膚がんの発症が3%増加すると警告している。

世界保健機関(WHO)は、70年代以降のライフスタイルの変化による日光浴ブームとオゾン層の破壊進行との相乗効果で、白人を中心に皮膚がんの患者が世界で急増していると指摘し“日光浴自粛”を呼びかけている。(2014年2月改訂)

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