産業公害

[ サンギョウコウガイ ]

解説

公害は、「環境保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下及び悪臭によって、人の健康または生活環境に係る被害が生ずること」(環境基本法第16条第1項より)であり、このうち事業活動に伴う被害を産業公害という。

産業公害は、工場から排出される排煙中の窒素酸化物、硫黄酸化物による大気汚染、工場排水による有機汚濁と排水中の各種化学物質による水質汚濁などが代表的であったが、今日ではそうした地域的な規模のもののみならず、ダイオキシンやPCBなど難分解性の有機塩素化合物による土壌や海水の汚染などより広範多岐に渡るようになってきている。(2014年2月改訂)

詳細解説

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