環境カウンセラー

[ カンキョウカウンセラー ]

解説

市民や事業者などに対して、環境保全活動の推進のために、助言などの支援ができる人材として登録された人。本制度は環境省が創設し、1997年から登録作業が開始されている。

市民や市民団体などからの環境問題、環境保全活動、組織運営などに関する相談、助言、環境学習講座の講師、環境関連事業などの企画・運営を助言する「市民部門」と、事業者からの環境保全の具体的な対策、環境活動評価プログラムなどに関する相談・助言をする「事業者部門」という2つの登録部門が設置されている。

登録にあたっては、申請書と指定テーマ論文による書面審査と、面接審査が行われる。登録期間は3年間で、更新には環境省での研修と更新申請が必要となる。登録簿はインターネット上でも公表されており、専門分野や在住地域について検索ことができる。2003年1月末現在の登録者は、約3,000名(事業者部門1,832名、市民部門1,123名)。

なお、より一層の制度活用を図るため、2003年から検討会が設置され、同年6月の報告取りまとめを受けて、8月に登録制度実施規定が一部改正されている。

詳細解説

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