特定施設

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解説

一般に公害対策、環境対策のために発生源に対してある種の規制を行う場合、その対象となる発生源・施設は限定され明示されることとなる。法令上、これらの施設を「特定施設」と呼ぶことが多い。

騒音規制法(1968)及び振動規制法(1976)の例では、著しい騒音や振動を発生する施設が特定施設として指定されている。騒音規制法では、金属加工機械、空気圧縮機等の11種類の施設が、また、振動規制法では、金属加工機械、破砕機等の10種類に施設が指定されている。

このような特定施設を設置している工場・事業場を特定工場と言い、騒音規制法や振動規制法に基づき指定された指定地域内に存在する特定工場に対しては、騒音や振動の規制基準を遵守すること等の規制がなされている。

詳細解説

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