炭素リーケージ

[ タンソリーケージ ]

解説

炭素リーケージとは、温室効果ガスの排出規制の程度が国により異なる場合、規制が厳しい国の産業と規制が緩やかな国の産業との間で国際競争力に差が生じ、その結果として、規制が厳しい国の生産・投資が縮小して排出量が減る一方、規制が緩やかな国での生産・投資が拡大して排出量が増加すること。炭素リーケージは、排出削減コストが異なる場合に、炭素集約的な企業が転出する場合に発生し、結果として気候変動対策の野心度が低い地域の排出増加につながる。炭素リーケージは、主に3つのチャネルを通じて引き起こされる。(1)短期のアウトプットチャネル(炭素価格を課された企業が、炭素価格がない地域の企業に市場シェアを奪われる場合)、(2)長期の投資チャネル(新たな投資の機会が、炭素価格がない地域に優先的に存在する場合)、(3)国際的な化石燃料価格チャネル(炭素価格の導入による化石燃料需要の低下が、国際的な化石燃料価格の低下につながり、結果としてリバウンド効果を引き起こし域外の排出増加につながる場合)である。(2022年4月作成)

詳細解説

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