温室効果ガス

[ オンシツコウカガス ]

解説

大気中の二酸化炭素やメタンなどのガスは太陽からの熱を地球に封じ込め、地表を暖める働きがある。これらのガスを温室効果ガスという。

産業革命以降、温室効果ガスの大気中の濃度が人間活動により上昇し、「温室効果」が加速されている。1997年の第三回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)で採択された京都議定書では、地球温暖化防止のため、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素のほかHFC類、PFC類、SF6が削減対象の温室効果ガスと定められた。その後、対象ガスとして三フッ化窒素等が2011年に追加され、パリ協定でも削減対象とされている。

なお、水蒸気は温室効果ガスであるが、人為的に管理することは困難であるため対策の対象とはされていない。

また、各温室効果ガスが持つ地球温暖化の効果は物質ごとに異なるため、二酸化炭素と比較して地球温暖化係数であらわされる。(2023年8月改訂)

詳細解説

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