樹木医

[ ジュモクイ ]

解説

樹木の健全性の診断、健全性維持のための処置等を行う者で、(財)日本緑化センターが認定する資格制度により登録された者をいう。近年、天然記念物などの巨樹、老樹の衰退・枯死を防ぐことへの関心が高くなっていることを背景に、林野庁が認定する制度として発足(1991)したが、2001年からは(財)日本緑化センターが認定する制度となっている。

樹木医の資格は、7年以上の実務経験を有する応募者から選抜された候補者が、講義と実務の研修を受けた後、筆記と面接による試験に合格した場合に与えられる。2002年6月現在854人が登録している。なお、類似する用語に樹医という言葉があるが、これは企業等が独自に養成している技能者を指す言葉である。

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