持続可能性報告書
[ ジゾクカノウセイホウコクショ ]
地球環境保全のためには、持続可能な発展が求められている。企業活動が経済的、環境的及び社会的な視点で見たときに、それらに適合しているかどうかを企業がまとめて公表するもの。
1992年の地球サミット(環境と開発に関する国連会議)におけるリオ宣言は持続可能な開発のために、人権の問題などを含む広範囲な原則を掲げている。このような広義の環境を含めて企業の活動を評価しようとする考え方から提唱された。Global Reporting Initiative(GRI)の発行したガイドラインが世界レベルでの指標となっている。なお、近年は特に、企業の社会的責任(CSR)への取り組みと連動して注目を集める。
環境省は、2001年2月に「環境報告書ガイドライン(2000)」を策定し、環境報告書の普及促進に取り組んできたが、ヨーロッパを中心とした近年の持続可能性報告書への取り組み進展に対応することの必要性から、ガイドライン改訂を進めている。