建築物省エネルギー性能表示制度

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解説

国土交通省は、非住宅建築物の省エネルギー性能の向上及び不動産市場等において省エネルギー性能の高い建築物が適切に評価されるよう、平成25年10月に「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン(2013)」をとりまとめ、評価・表示の考え方、評価手法等を示した。同ガイドラインに基づき、一般社団法人住宅性能評価・表示協会において第三者評価制度として運用開始されたものが、建築物省エネルギー性能表示制度である。新築や改修に加え、既存ストック建物も対象とし、申請者は非住宅建築物の省エネルギー性能を計算した上で、評価実施機関に申請し、評価が完了すると評価書や表示プレート等が発行される。

一般財団法人建築環境・省エネルギー機構が提供するCASBEE(建築環境総合性能評価システム。Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)の場合は、音・温熱環境、室内環境、生物環境、景観など、幅広い観点から総合的環境性能を評価しているが、こちらは、省エネルギー性能に特化した、非常にシンプルでわかりやすいものである。(2015年7月作成)

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