廃棄物発電
[ ハイキブツハツデン ]
廃棄物を処理する際に生じる熱エネルギーを利用して発電すること。
可燃ごみを焼却した時の排熱を利用するものや、生ごみ・家畜糞尿等を発酵させて発生するメタンガスを利用する方法などがある。
廃棄物発電は石油などの化石燃料の消費を節約し、地球温暖化の原因である二酸化炭素の削減にもつながる。
廃棄物をエネルギー源としてより効率的に利用するためには、廃棄物の分別が重要(例えば、プラスチック・紙・木の分別など)である。一方、廃棄物の燃焼によるダイオキシン類の発生や灰の最終処分場の不足が問題となってきており、最近では高温燃焼によるダイオキシン類の発生抑制及び灰の溶融による減容化・有効利用が可能となるガス化溶融炉の排熱を用いた発電の技術開発(蒸気の高温・高圧化等)が行われている。