底生生物

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解説

底生生物(水域の生物のうち、水底を這い回ったり、穴をあけたり、また、水底や壁面に付着するような生物)のこと。語源はギリシア語で「海底」という意味の言葉。

ベントスには、付着藻類、カイメン、フジツボ、貝類、ゴカイ、ヒトデなどのほか、ヒラメやハゼ類などの底生魚類を含む。食物連鎖では、消費者としての役割のほか、付着藻類は生産者として、ゴカイ類などは分解者としての役割を担う。最近では干潟などにおけるゴカイ類やアサリなどの二枚貝類のもつ水質浄化作用も注目されている。

詳細解説

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