干拓

[ カンタク ]

解説

湖沼、湿地、海浜などを、堤防を築いて排水し、陸地化すること。海面に潮止堤防を設けて、満潮時に海水の浸入を防ぎ、干潮時に排水して陸地化する干拓を海面干拓という。

日本では古くから伊勢湾や有明海の一帯、児島湾などで干拓が盛んで、明治時代以降も秋田県の八郎潟など、大型の干拓事業が行われてきた。しかし、干拓によって、水生植物、藻類、魚類、甲殻類、水生昆虫、水鳥といった水域に依存していた生物は消失し、湿地生態系は完全に失われる。湿地保護の重要性は近年徐々に高まっており、1986年に着手した有明海の諫早湾干拓事業では、漁獲量の減少や養殖のりの不作が問題となっている。

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