工場排水

[ コウジョウハイスイ ]

解説

工場用水が製造や洗浄に使用されて汚水となり、好気性生物、膜濾過等で処理された後、工場から公共用水域に排出される。これを工場排水という。

工場排水中の有機汚濁、重金属を始めとする各種化学物質による水質汚濁や窒素、リンによる富栄養化を制御するために、工場排水の排出基準は水質汚濁防止法(1970)で定められている。都道府県はさらにきびしい許容限度すなわち上乗せ排水基準を定めることができる。最近ではダイオキシン類、内分泌攪乱化学物質等による水質汚濁についても問題視する向きもある。

詳細解説

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