安定化

[ アンテイカ ]

解説

地球温暖化問題では、大気中の二酸化炭素濃度をあるレベルで保つことをさして、「安定化」という。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は 炭素循環モデルを用いて、様々な濃度のレベルで大気中の二酸化炭素濃度が安定化する場合について、対応する排出量を計算した。

二酸化炭素の排出量と大気中濃度との関係をわかりやすく説明するために、濃度が450ppmvから1000ppmvの範囲で安定化させるための二酸化炭素濃度の年々の推移(濃度プロファイル) を仮定し計算を行っている。

95年のIPCC第二次評価報告書によれば、二酸化炭素の大気中濃度を現在のレベルに安定化するためには、世界の排出量を直ちに50%以上削減する必要があるとしている。

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