埋立て
[ ウメタテ ]
水面や窪地、または低地などに、外部から土砂などを搬入し、陸地を作り出すこと。
水面の埋立ては、日本では近世以降に農用地などを拡大する方法として盛んに行われてきた。現在では東京湾や大阪湾をはじめ、都市周辺の沿岸はほとんど埋立地に変えられている。干潟や湿地などの埋立地では、湿地生態系が完全に失われることが問題となる。
また、廃棄物の処分として埋立てを行う場合は、法律により一般的基準が定められているが、埋立て材料によっては地盤の沈下や有害物の溶出・生成など、長期的かつ深刻な問題が生じる恐れもある。