地域循環共生圏
[ チイキケイザイキョウセイケン ]
第五次環境基本計画で提唱された、複数の課題の統合的な解決に向けた考え方。2008年3月に閣議決定された「第二次循環型社会形成推進基本計画」で示された「地域循環圏」や2012年9月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2012-2020」に示された「自然共生圏」の考え方を包含するもので、「各地域がその特性を活かした強みを発揮し、地域ごとに異なる資源が循環する自立・分散型の社会を形成しつつ、それぞれの地域の特性に応じて近隣地域等と共生・対流し、より広域的なネットワーク(自然的なつながり(森・里・川・海の連関)や経済的つながり(人、資金等))を構築していくことで、新たなバリューチェーンを生み出し、地域資源を補完し支え合いながら農山漁村も都市も活かす」というものである。(2019年3月作成)