国際通貨基金

[ コクサイツウカキキン ]

解説

1944年7月、ブレトン・ウッズにおいて開催された連合国通貨金融会議において調印されたIMF協定に基づき、1946年3月に設立された国際機関。加盟国が通貨に関して協力し、為替相場の安定を促進することにより国際金融秩序を維持し、また為替制限を撤廃することによって世界貿易の拡大をはかり、経済成長を促進させるという目的を持つ。

具体的な活動としては、(1)国際収支危機を未然に防ぐための加盟国のマクロ・為替政策に関するサーベイランス(監視)、(2)加盟国の国際収支調整及び経済構造調整のための融資、(3)財政金融制度の整備や統計作成のための技術支援等が挙げられる。

支援は、被支援国がIMFと協議しながら経済調整プログラムを策定し、理事会において当該プログラム及び融資の内容を審査の上、承認がなされる。承認と同時に一定額が引出し可能となり、その後、IMFが当該国のプログラム履行状況を定期的にレビューし、その結果に応じて資金が引出し可能となる。

詳細解説

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