国際資源パネル
[ コクサイシゲンパネル ]
国連環境計画(UNEP)が2007年に設立した、持続可能な資源管理に関する著名な専門家で構成される専門家パネル。
IPCCやIPBESなどの資源循環版ともいわれる。
天然資源の持続可能な利用、特にライフサイクル全体にわたる環境影響に関する独立した科学的評価の提供、並びにそれらの環境影響を経済成長から切り離す(デカップリング)方法に関する理解の増進を目的としている。
30名程度のパネルメンバーと、20を超える各国政府、EC、OECDなどの国際機関からなる運営委員会で構成され、UNEPが事務局を務めている。
発足以来、数多くの評価報告書をとりまとめ発表しており、資源効率性の向上がいかに経済成長や開発に寄与し、世界の物質、エネルギー、バイオマス、水の使用量や環境影響を低減させるかの展望を示すとともに、政策担当者や産業界等に対し、資源管理改善のための助言等を提供している。(2021年8月作成)