固定価格買取制度
[ コテイカカクカイトリセイド ]
Feed-in Tariffs(FIT、固定価格買取制度)とは、エネルギーの買い取り価格(タリフ)を法律で定める方式の助成制度である。主に再生可能エネルギー(自然エネルギー)の普及拡大と価格低減の目的で用いられる。再生可能エネルギー源の事業者は、その電力の電力会社による買い取り価格を決まった期間(20年など)にわたり保証される。この価格は、普及量や生産コストの推移に従って定期的に見直され、計画的に逓減していく。適切に運用されることにより、費用当たりの普及促進効果がもっとも高くなるとされる。
国家レベルでの制度は1990年にドイツで最初に採用され、ドイツ、スペインなどでの導入の結果、風力や太陽光発電が爆発的に増加した実績などが評価され、採用する国が増加している。