危急種
[ キキュウシュ ]
旧版の『レッドデータブック』(IUCN・1994、環境庁(現環境省)・1991発行)で採用されたカテゴリーのひとつ。すぐに絶滅する恐れはないが、現在絶滅の危険が増大している種と定義された。
現行のレッドデータブックの新カテゴリー(環境庁、1997)では使われず、絶滅危惧II類(VU)がこれに相当する。絶滅危惧II類とされる動植物種には、植物ではケショウヤナギ、サクラソウ、エビネ、キキョウなど、動物ではアホウドリ、オオタカ、メダカ、ムツゴロウ、ギフチョウ、ニホンザリガニなどがある。