分散型エネルギー源
[ ブンサンガタエネルギーゲン ]
従来の原子力発電所、火力発電所などの大規模な集中型の発電所で発電し各家庭・事務所等に送電するシステムに対して、地域ごとにエネルギーを作りその地域内で使っていこうとするシステムのこと。
環境問題への対応、防災・バリアフリーへの対応、経済的メリットの追及、新産業の創造、環境・エネルギー問題への市民参加などを目的として導入が進められている。「新エネルギー」ということばと同義で使われる場合もある。
大きく別けて(1)太陽光発電、太陽熱利用、風力発電、波力発電、海洋温度差発電などの自然エネルギー(再生可能エネルギー)、(2)廃棄物発電、下水道の熱利用、バイオマスエネルギー(木屑、廃材、菜種など;自然エネルギーに分類される場合もある)などのリサイクルエネルギー、(3)クリーンエネルギー自動車、電気自動車、ハイブリッド自動車、天然ガスコジェネレーションなどの従来型エネルギーの新利用形態の3つがある。