伏流水

[ フクリュウスイ ]

解説

伏流水とは、河川の流水が河床の地質や土質に応じて河床の下へ浸透し、水脈を保っている極めて浅い地下水。本来の地下水と異なり、河道の附近に存在して河川の流水の変動に直接影響されるものをいう。

伏流水は、地中で自然のろ過が行われるため、表流水に比べて濁度など水質が良好で安定している。

扇状地や厚い砂礫層が堆積している河床をもつ河川水は地下に浸透し伏流水となりやすい。石灰岩地域では水が石灰岩の割目を通って伏流水となり再び地表に現れることもある。火山堆積物の中にも伏流水が発達する。

詳細解説

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