交通静穏化

[ コウツウセイオンカ ]

解説

道路構造上の工夫や、交通規制手法を利用して、必要な自動車利用を確保しながら、過剰な自動車交通を抑制し、生活環境の破壊や交通事故等の被害を最小限に留めようとする取り組みのこと。欧州諸国で、自動車交通を抑制し、道路空間の利用を秩序化することを目的に取り組まれている。

具体的には、走行路の蛇行や凹凸の設置による自動車の走行速度の抑制や、進入しても必ず元に戻らなければならない道路網などによる自動車交通量の抑制、歩行者空間や居住者の生活空間が違法な駐車に占領されないように駐車可能な空間を花壇などで減らすなどの取り組みである。

日本においても、住宅街の道路を蛇行させたり、凹凸を設けるなど、同様の手法を用いた取り組みがなされている。

詳細解説

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