二酸化炭素交換量

[ ニサンカタンソコウカンリョウ ]

解説

大気、海洋、森林等の炭素を貯蔵する各炭素プール間の炭素の移動量のこと。

通常、単位面積(ha)当り、単位時間(年)当りの移動炭素重量(T)で表す(tC/ha/yr)。フラックスとは、単位時間内に単位面積を通って輸送される物質やエネルギなどの量で、ここでは炭素あるいはCO2の輸送量をいう。

しかし各要素間での炭素フラックスの年収支は現在平衡状態ではなく、各要素の炭素量は変動状態にある。例えば、森林伐採によって陸上生物圏の炭素量は年々減少しており、また化石燃料の燃焼による大気への炭素の放出量は毎年増加している。

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