ランドスケープアプローチ

[ ランドスケープアプローチ ]

解説

ランドスケープアプローチに統一的な定義は存在しないが、統合的土地利用に関する世界最大のプラットフォームであるグローバル・ランドスケープ・フォーラムでは、「ランドスケープアプローチの本質は、土地利用の競合に対して人の福祉と環境にとって最善の方法で釣り合いをとることにあり、それは、食と生計、財政、権利、回復、そして気候と開発のゴールに向けた進展を考慮した解決策を見つけることを意味する」としている。

環境省によれば、ランドスケープアプローチは、「一定の地域や空間において、(土地・空間計画をベースに、)多様な人間活動と自然環境を総合的に取扱い、課題解決を導き出す手法」であり、「持続可能な発展や人々の生活など、多様で総合的な観点なしには対応できない課題を解決し、生物多様性保全と気候変動や持続可能な消費と生産など、関連する課題解決プロセスの架け橋にもなる、成熟した社会づくりにとって重要な考え方」であるとしている。(2021年6月作成)

詳細解説

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