ボン条約

[ ボンジョウヤク ]

解説

移動性の動物の保護を目的とした条約。1979年にドイツのボンで採択され、1983年11月に発効した「移動性野生動物種の保全に関する条約」のこと。条約採択地から通称「ボン条約」と呼ばれている。渡り鳥のほか、トナカイ、クジラ、ウミガメ、昆虫類などの移動性動物の種と生息地の保護について、研究調査や保全のための国際的なガイドラインを取り決めている。さらに、絶滅のおそれのある移動性の種を附属書Iに、国際協定の対象となる移動性の種を附属書IIにそれぞれ掲載して、移動を確保するための生息地の保全・回復や外来種の制御などを加盟国に求めている。2005年12月現在、95ヶ国が加盟しているが、日本は未加盟。

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