プラスチック資源循環戦略

[ プラスチックシゲンジュンカンセンリャク ]

解説

平成30年6月19日に閣議決定した「第四次循環型社会形成推進基本計画」を踏まえて、資源・廃棄物制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化、アジア各国による廃棄物の輸入規制等の幅広い課題に対応するため、3R+Renewable(再生可能資源への代替)を基本原則としたプラスチックの資源循環を総合的に推進するために日本政府が策定した戦略。令和元年5月に策定された。

平成30年7月13日に環境大臣が諮問した戦略の在り方について、中央環境審議会は平成31年3月26日付で「プラスチック資源循環戦略の在り方について」として答申した。答申によると、以下の6つのマイルストーンが示されている。

【リデュース】

(1)2030年までにワンウェイプラスチックを累積25%排出抑制

【リユース、リサイクル】

(2)2025年までにリユース、リサイクル可能なデザインに

(3)2030年までに容器包装の6割をリユース、リサイクル

(4)2035年までに使用済みプラスチックを100%リユース、リサイクル等により有効利用

【再生利用、バイオマスプラスチック】

(5)2030年までに再生利用を倍増

(6)2030年までにバイオプラスチックを約200万トン導入

このようにマイルストーンの達成を目指すことで、必要な投資やイノベーションを促進することとしている。(2019年5月作成)

詳細解説

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