ヒートアイランド現象
[ ヒートアイランドゲンショウ ]
都市部において、高密度にエネルギーが消費され、また、地面の大部分がコンクリートやアスファルトで覆われているために水分の蒸発による気温の低下が妨げられて、郊外部よりも気温が高くなっている現象をいう。等温線を描くと、都市中心部を中心にして島のように見えるためにヒートアイランドという名称が付けられている。
特に、夏季においては、家屋内の熱を冷房によって外気に排出することにより、外気温が上昇し、それにより更に冷房のためのエネルギー消費を増大させるという悪循環を生み出している。
このような問題に対応するために、2002年9月にヒートアイランド対策関係府省連絡会議が設置され、2004年3月には、同連絡会議がヒートアイランド対策要綱を取りまとめた。