バイオエコノミー

[ バイオエコノミー ]

解説

石油や石炭などの資源が枯渇し、その一方で人口が増加し、また地球温暖化などの地球環境問題が深刻化する現代において、バイオマス(生物資源)やバイオテクノロジーを大いに活用しながら、合わせて経済成長の実現を目指す経済活動全般もしくは考え方のことをいう。2009年にOECDによって提唱された。

EUなどでは戦略づくりが行われている。日本では日本バイオ産業人会議が「進化を続けるバイオ産業の社会貢献ビジョン(日本における2030年のバイオエコノミービジョン)」が作成するなどの動きがみられる。バイオエコノミーは、化石資源を基盤とする社会・経済から脱却し、経済を成長させながら持続可能な社会を実現させるには欠かせないこととして期待されている。(2019年3月作成)

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