トリクロロエチレン

[ トリクロロエチレン ]

解説

常温では、無色透明の液体で、不燃性かつ揮発性で水に溶けにくく、クロロホルムに似た臭いを有する。

かって機械部品や電子部品などの加工段階で用いた油の除去などに使われてきた有機塩素系溶剤であり、1980 年代に地下水汚染が大きな社会問題となった際の、テトラクロロエチレンと並ぶ代表的な汚染原因物質であったが、近年は代替フロンの原料としての用途が多い物質。

トリクロロエチレンの代表的な有害性として、国際がん研究機関(IARC)により、グループ1(人に対して発がん性がある)に分類されている。

大気の環境基準は0.13mg/m3以下(1年平均値)、水質の環境基準は0.01 mg/L以下、水質汚濁防止法の排水基準は0.1 mg/Lである。

一方、化学物質審査規制法では、1989年に第二種特定化学物質に指定され、その製造・輸入に際して予定数量を国に届け出ることが必要となり、また取扱に際して国が示した環境保全の指針などを遵守することが義務づけられている。(2003年9月作成、2026年4月更新)

詳細解説

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