シロナガスクジラ

[ シロナガスクジラ ]

解説

クジラ目ヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科に属する種。北半球には1亜種、南半球には2亜種がある。地球上最大の哺乳類で、平均体長はオス23.4m、メス24.8m(北太平洋産)、体重は160トンに達する。

日本近海ではアリューシャン列島南側から台湾方面にかけて分布する。広い海域に生活圏を持ち、繁殖場は熱帯域に、索餌場は寒帯域に形成する。通常は単独あるいは2頭連れで見られる。

1904年から1964年の間に、捕鯨により推定約33万頭が捕獲され、個体数が激減した。1966年からは捕獲禁止措置が世界全水域で取られているが、現在でも生息数は回復していない。

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