サバンナ
[ サバンナ ]
もともとは、熱帯における“草原”をさす言葉。転じて、熱帯の植生分類や気候区分をさす概念としても用いられ、そこに成立する植生をさして、“サバンナ林”、“サバンナ草原”という表現をすることもある。
サバンナ林は、熱帯林の形態のひとつで、雨の降らない乾季が年に数ヶ月続く、水分条件の厳しい地域で成立する森林をさす。熱帯乾林もしくは熱帯乾生林ともいう。一般に、乾季に落葉するが、樹高は20m以下の場合が多く、林冠は連続せず、樹木がまばらで、イネ科の草原が中心になっている。
アフリカではサファリツアーの対象地としても知られており、ゾウやキリン、シマウマなどの大型草食哺乳動物や、肉食動物のライオンやチータなどが生息している。