エコロジカル・リュックサック
[ エコロジカルリュックサック ]
ある製品や素材に関して、その生産のために移動された物質量を重さで表した指標。最終的な目標であるサービスに関連付けて、製品の全ライフサイクルにわたって集計される物質量(MIPS: material input per service)を論じるために導入された概念で、1994年にヴッパタール研究所(当時)のシュミット=ブレークが提唱した。
例えば1トンの銅を得るためには鉱石、土砂などの自然資源500トンを移動する必要があり、この場合のエコリュックサック値は500と表される。同じ重量の商品でも、その材質(木製か銅製かなど)によって、物質の移動量にどの程度の差があるか比較可能とするための指標。