エコプロダクツ
[ エコプロダクツ ]
ライフサイクルの各過程での環境負荷を少なくする等により、環境に配慮した製品やサービスを指す。LED照明、エコカー、家庭用の分散型電源、FSC(森林認証)取得製品、二酸化炭素(CO2)の排出が少ない製品や流通サービスなど、幅広い分野が対象となっている。
エコプロダクツ認証のはしりとして、エコマークがある。様々な商品(製品およびサービス)の中で、「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルであり、このマークを活用して、消費者が環境を意識した商品選択を行ったり、関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会の形成をはかっていくことを目的としている。その後、有機JAS、国際フェアトレード認証ラベル、FSC(森林認証)をはじめとする多くのサステナブル・ラベルの認証が行われるようになっている。
環境省の調査によると、日本における環境配慮型の製品やサービスの普及状況は、市場によってばらつきがあり、グリーン購入法の適合製品については市場占有率が9割以上のものがある一方、新車販売台数に占める電気自動車(EV)などの割合は、まだ限定的である。
エコプロダクツの普及と市場拡大を図るため、1999年から「エコプロダクツ展」(2016年に「エコプロダクツ展」から「エコプロ」へ改称)が開催されている。2021年度には、12月8日(水)-10日(金)にかけて東京ビッグサイトで開催され、3日間で約55,000人が来場した。(2022年3月作成)