アップサイクル
[ アップサイクル ]
流行おくれの衣類など使わなくなったものや廃棄物を、新しい素材やより価値の高いものへと変換することを指す言葉。
4R(Refuse:不要なものは買わない・もらわない、Reduce:ごみの発生量を減らす、Reuse:そのままのかたちで再利用する、Recycle:新たな原料や製品を生み出す再資源化)との比較では、「Reuse」や「Recycle」の概念をグレードアップさせたより積極的な考え方・行動形態と見ることもできよう。例えば、従来から手芸として親しまれている家庭でのパッチワーク行為や製品として販売されるスカート・ボトムスなどの衣類も、このアップサイクルの1形態である。
お菓子の袋など通常のリサイクルではコストがかかってしまうプラスチック包装を、「ポーチ」、「傘」、「リュック」などへ作り変えて販売する米国のベンチャー企業の事例にみられるように、とりわけファッションや生活雑貨の分野での成功事例が増えてきている。日本でも、所沢(埼玉県)など、全国的にこうした取り組みが広がりつつある。(2015年3月作成)
テラサイクル社によるアップサイクル製品事例