アジア太平洋統合評価モデル
[ アジアタイヘイヨウトウゴウヒョウカモデル ]
アジア太平洋地域における物質循環を考慮した、地球温暖化対策評価のための気候モデル。Asian-Pacific Integrated Modelの頭文字を取ったもの。日本語では、「アジア太平洋地域における温暖化対策統合評価モデル」ともいう。
アジア太平洋地域における温室効果ガスの排出が急激に増加していることから、緊急の対策が求められていることを受けて、国立環境研究所地球環境研究グループの温暖化影響・対策研究チームが開発した。
対象地域は中国、韓国、日本を含む東アジア太平洋地域で、温室効果ガス排出の将来推計、排出削減対策の効果分析、温暖化影響の評価を統合的に行うことも目的としている。
酸性雨対策にも有効とされ、このモデルに基づいて、中国、韓国等が起源となるSOxの排出と越境移流による酸性雨が最重要な環境問題のひとつになっていると指摘している。
同研究所では、SOx、NOx、アンモニア(NH3)、非メタン炭化水素(NMHC)などの発生量マップや、国または地域別の発生、輸送、変質、沈着モデル(酸性雨長距離輸送モデル)などを作成している。