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[海外エコニュース一覧]

【国連】2017.02.09 発表

NPOら、気候行動に向けた都市と芸術の連携に関する会合をオーストリアで開催

 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、都市などにおける気候行動の促進で芸術が果たす役割に関する会合がオーストリアのザルツブルクで開催され、芸術家や都市の代表など約50人が参加すると発表した。
 市民や地域社会を21世紀の重要課題に参加させる新たな方法を見出そうと、都市と芸術との連携が強まるなか、同会合で焦点となるのは回復力。対立や危機、ストレスの多い現代社会ではこれまで以上に回復力が必要で、地域社会や自然環境などの構造を脅かす衝撃への対応を促す創造力、勇気、再生が強く求められており、芸術や文化はその源泉だという。
 会合を主催するNPOは、「創造力や文化の豊かな地域社会は、特に新しいアイデアや価値により気候変動と持続可能性の移行に大いに貢献できる。政治や市民の意思が文化や創造の活力とつながれば、世界の気温上昇を2度より十分に低く抑えパリ協定の目標を実現する可能性は一層高まる」と指摘する。
 会合には気候変動対策で協力する大都市連合も参加し、2017年11月にボンで開催予定のCOP23に提出される文化・芸術的取組の工程表を作成することを目指している。【国連気候変動枠組条約】

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