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[国内エコニュース一覧]

【企業】2016.09.21 発表

イオン、子どもの環境学習の一環で農業を継続して体験するプログラムを本格開始

 イオンは、全国の各店舗を拠点に子どもたちが環境活動を展開する組織「イオンチアーズクラブ」の環境学習の一環として、農業を継続して体験する新たなプログラムを本格的に始める。各地のイオン直営農場などで実施する。第1弾でイオン兵庫三木里脇農場(兵庫県三木市)で9~11月に開催する。全3回の日程で、同クラブの10人が参加する。

 「イオンチアーズクラブファーマーズプログラム」は、複数回で農業を多面的に学べる新しい取り組みだ。収穫や苗の植え付けなど、1つの側面だけでなく、畑の管理をはじめとする農作業を体験し、農業について理解を深める。1プログラムを3、4回のカリキュラムで行い、農業と環境の関わりや植物の仕組みも学習する。

 イオン兵庫三木里脇農場でのファーマーズプログラムには、近隣店舗のイオンチアーズクラブの子どもが参加する。第1回の9月22日に「植物の働きと仕組みを学ぶ」をテーマに、成長過程のキャベツやダイコンを掘り出して葉や根の役割を知る。第2回の10月9日は、グループ店舗で回収した食品残さで堆肥をつくる大栄環境の工場を見学する。

 イオン兵庫三木里脇農場はグループ店舗の食品残さを堆肥にリサイクルし、それを使って栽培した農作物を店舗に供給する完結型の食品リサイクルを進めている。プログラム最後の第3回は11月中に農作物の収穫と試食を予定する。農作物は、キャベツ、ダイコン、ハクサイ、ブロッコリーなどが対象だ。イオンチアーズクラブは全国に約440ある。

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