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[国内エコニュース一覧]

【企業】2016.07.13 発表

バンダイ、おもちゃを通して環境活動を学ぶ授業キット制作、小学校に無償配布

 バンダイナムコホールディングス傘下で玩具・模型などを手掛けるバンダイは、おもちゃを通して環境配慮を学ぶことができる授業の教材「おもちゃdeおしえて!テレビーニョ!DVD授業キット」を制作した。全国の小学校への無償配布を7月19日に始める。関東近郊で行っている出前授業と同じ教材を各地の小学校に提供し、授業で使えるようにする。

 この授業キットは、子どもたちがおもちゃの環境配慮を理解して自ら環境について考えたり、モノ作りによってモノを大切にする方法を体験したりする授業が実施できる。3年生以上が対象となる。授業は2時限分の90分で、DVDでの映像学習と、廃材を使った「エコ工作ワークショップ」で構成する。学校はプロジェクターやDVD再生機などを用意する。

 映像学習では、おもちゃができるまでの流れを紹介し、バンダイの環境に配慮した商品を例に3R(リデュース・リユース・リサイクル)を取り上げる。その後、学んだことを自分自身のことに置き換え、自分たちができる環境活動を発表する。エコ工作は、廃材とカプセル玩具「ガチャポン」の空カプセルをリユースして「カプセルはんこ」を作る。

 バンダイは、自社の環境への取り組みを小学生に伝える環境教育の出前授業「バンダイおもちゃのエコ学校」を2014年4月に始めた。これまでに関東近郊の39カ所、約2700人の小学生に行った。教員からは「環境という難しいテーマに親しみを持つことができた」、子供からは「自分ができるエコがたくさん見つかった」などの声があり、好評という。

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