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[国内エコニュース一覧]

【企業】2016.06.23 発表

大栄環境・イオンアグリ創造、食品リサイクルを子どもに伝える環境イベント開催

 環境ソリューション事業を手掛ける大栄環境と、イオングループの農業法人、イオンアグリ創造は、兵庫県三木市で環境イベント「三木かんきょうフェスティバル」を6月26日に開催する。両社が同市で共同展開する食品リサイクルを地元の子どもに伝えるイベントで、両社の取り組みを支援する地域団体と共催する。ESD(持続可能な開発のための教育)の考え方に基づいた内容で、ジャガイモの収穫体験も行う。

 食品リサイクルは、売れ残りや食べ残しなどの食品残さを堆肥にして土に返し、その土で農産物を育てる仕組みを指す。両社の取り組みは、イオングループの西日本の店舗で排出される食品残さを、三木市にある大栄環境の施設で堆肥化し、同市のイオンアグリ創造の農場で農産物を生産する。農産物は兵庫県内のイオングループ店舗で販売する。

 イオングループで完結していることが特長で、6月に本格出荷を始めた。2016年度はキャベツ、ダイコン、ハクサイ、ホウレンソウ、ミニトマトなど約500tを出荷する。かんきょうフェスティバルでは大栄環境の施設で食品リサイクルを紹介するとともに、リサイクル設備の見学、環境学習、環境絵画コンクール、ジャガイモ掘りなどを実施する。

 かんきょうフェスティバルは、子どもたちに食べ物の大切さや食品リサイクルの重要性を楽しみながら学んでもらうことが目的だ。ESDは環境、開発、貧困など地球規模の課題を解決できる価値観や行動力を持った子どもを育てる学習や活動を意味する。両社は今後も食品リサイクルを積極的に進めると同時に、子ども向けの環境教育を推進する。

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